行政書士 雪華法務事務所《せっかほうむじむしょ》(細井 研二 さん)

▶︎インタビュートップページに戻る  ▶︎知っとこネット古河トップページに戻る



行政書士 雪華法務事務所《せっかほうむじむしょ》(細井 研二 さん)
住所:古河市中央町1-8-5 電話:0280-33-3685 FAX:0280-33-3686
営業時間:平日9:30 ~ 18:00 夜間・土・日・祝:予約可 
定休日:年中無休
●お問い合わせメールはこちら
 
商売について簡単に教えてください
 
行政書士業の仕事をしています。
後にも説明させていただきますが、行政書士の仕事もいろいろある中で、私は主に「相続」と「中小企業のサポート」を専門にしています。
「相続」に関しては、遺言書の作成、遺産分割協議のサポート等を。
「中小企業のサポート」に関しては、会社設立や事業継承(お父様から会社を引き継ぐ場合など)のサポート等をさせていただいております。
今に至る経緯を簡単にお話しさせて頂くと、生まれは古河。父の仕事の関係で、いわゆる「転勤族」で引っ越しは多い方だったと思いますが、生まれた街として、古河は私の中で大切な存在でした。
大学は早稲田大学に進学、大学卒業後、毎日新聞社に入社、さらにその後、明治大学法科大学院に進み、在学中の平成19年に行政書士試験に合格。
行政書士の資格取得後の仕事は、広島、大阪の弁護士事務所で相続・遺言、契約書作成等を担当しました。
最終的には生まれ育った古河に戻り、地元に貢献したいと考えていましたので、古河で起業する準備を進め、2014年にスタートいたしました。
事務所の名前、雪華法律事務所の「雪華」は、地元密着という気持ちの現われです。
 
商売のこだわりや工夫はなんですか?
 
相続についても、中小企業サポートについても、依頼者の方によってご事情は様々なので、まずはじっくりとお話しを聞かせていただき、いくつもの対策案を提示するなどして話し合いを進め、最も適切な解決法を作り上げていくことです。
(一つの案件で1時間以上の話し合いは当たり前とのことです)
例えば、遺言を作成する場合、遺言でも、出来る事、出来ないことがあるので、依頼者の方との話し合いを進めていきながら、様々な対策を示すことはとても大事です。
遺言は手段なので、遺言でカバーできないものは、他の手段でカバーするなどして、依頼者の方が望まれている形になる様、できる限り最善を尽くします。
また、「今はこういう状況だけれど」という現状からくる制限を受けたりするケースがあったりするのですが、「将来、こうなることも考えられるから」と、今はできない事があったとしても、その様に将来を見据えた対策をサポートさせていただく事もあります。
また、疎遠となった親戚から相続分をなしにしてくれとの依頼の文章がきたがどうすればいいか等のご相談も、依頼者の方のご要望をじっくり聞いて最適な対応策を提案させていただいています。
弁護士の仕事は訴訟になった時、つまりトラブルになった後の仕事なのですが、私の仕事は「トラブルになる前の仕事」です。
医療にたとえますと病気になりにくい体の管理である「予防医療」と同じく、問題になる前の時から備えておく、「予防法務」に力を入れ、出来る限りトラブルにならないよう皆様を社会的に守っていけたらと考えています。
 
ご商売の魅力はなんですか?
 
「人の社会的立場を守れること」です。
具体的には、現在のトラブルを解決したり、将来に備えることをサポートできる事です。依頼者の方のご事情に合わせてオーダーメードで法的な対応策を作り上げます。
例えば、ある方がお亡くなりになり、相続問題が発生した時に、遺族が争わないよう相続対策をする事などです。
企業様の場合では、会社管理の業務や世代交代をしやすくするために定款変更などして会社管理をサポートしたり、契約書の作成やチェックをして取引相手との関係をサポートします。債権回収に関しても、ただ内容証明を出せばいいのではなくて、どうしたら相手がテーブルについてくれるか?など、そう言ったサポートこそ、私の腕の見せ所です。
 
おすすめの商品やサービスについて教えてください
 
最初にもお伝えしましたが、相続と中小企業のサポートを専門としています。
 
【相続について】
遺言の作成、プランニングなどの将来に備えたものと、被相続人が亡くなった時の遺産分割についてのトータル的なサポートをしています。場合によっては信託などの契約も合わせて最も適切な方法を考えていきます。
また、不動産登記の名義変更などでは司法書士の先生と連携しながらサポートさせていただいてます。
さらに、遺留分減殺請求のサポートもしております。
 
【中小企業のサポート】
会社設立や営業許可、契約書の作成、債権回収、事業継承、債務の株式化による資本金への組入(DES)などをしております。
また、役員や本店所在地の変更などの商業登記の変更などでも司法書士の先生と連携しながらサポートさせていただいてます。
 
夢や展望をお聞かせください
 
地元に貢献したいという気持ちで仕事をしていますが、高齢化社会は古河も同じ。多くの高齢者の方がいらっしゃるので、それに伴った相続や経営者の世代交代などの問題も派生していきます。
ですので、地域の方々に「身近に法律相談ができる事務所」として、
また、中小企業の場合、法務部がない企業の方がほとんどだと思いますので、外部の法務部のような存在としてお気軽に相談して頂き、古河の皆様と共に歩んでいけたらと考えております。
 
 
 
 
趣味はなんですか?
 
食べること、と体を動かすこと、両方好きで楽しんでいます。
仕事やプライベートでどこかに行った際、楽しめる時は食べ歩きを楽しんでいます。
馴染みのある方は少ないかもしれませんが、今まで食べたものの中では、穴子の刺身が美味しく、忘れられません。
運動では、主に水泳をやっています。
古河のスポーツ交流センターにも泳ぎに行きます。
 
【編集後記】
 
今回のインタビューは、行政書士 雪華法務事務所という、とても難しいお仕事をなさっている細井さん。
全く馴染みのないお仕事でしたので、少し緊張しましたが、とてもお話のしやすい素敵な方でした。
細井さんがお仕事で対応している相続の問題や、企業の様々な問題は何一つ同じ案件はなく、それぞれのお客様によって相談内容が違います。
そのように個々の違うケースに対応すべく、柔軟にお話を進めていける方だから、初対面の私でも話しやすかったのだと思います。
インタビューでは、具体的な仕事の内容について、いろいろなケースを例に説明してくださいましたが、お話を聞けば聞くほど細井さんの様に、難しい法律との仲立ちをしてくださる方が必要なのだなと痛感しました。

自分の親(家族)が亡くなった時のことを考えるというのは気持ちの良いものではありませんが、少なからず誰もが、お父様やお母様が亡くなられた時に引き継ぐものが発生します。
そこに「財産」と言われるものがあった場合、どうしても相続の処理は必要ですし、普段、深く考えないからこそ、思った以上の問題に発展する事も考えられます。
また財産の分与となった時に、家族同士であってもトラブルになってしまうケースもあります。
そのトラブルを未然に防ぐというところに重きを置いて仕事をされているとの事ですが、独立される前は弁護士事務所で働かれていたので、「トラブル後の問題対応」についても仕事を通して学ばれてた経験をお持ちなので、それが今の仕事にも活かされているとの事です。
先ほど医療で例えましたが、細井さんをお医者さんに例えると、

普段はお客様に対して病気になりにくいよう、健康管理のお手伝いをしていますが、病気になった時の治療の知識も持っているお医者さん

という事になります。
ひとつの例として「親が亡くなった時」の話として続けますが、
とても残念な事に親が亡くなるという事は避けられない事です。そして、その時に、少なからず問題が発生します。
それは生きていく上で何らかの病気にかかる事と同じです。
病気にも、生きていく上で支障のない、例えば口内炎のようなとても小さなものから死に至る程の大病があるように、親が亡くなった時に、他人の手を借りずに処理できてしまう問題もあれば、細井さんのように法律に詳しい方に手伝ってもらわないと処理できない問題もあります。
今の日本の生活環境から、お医者さんが多くの人の健康状況を予測し、何かしらの対策を講じておいた方が良いと考え、予防医療のサポートを仕事としているのと同じで、細井さんも高齢化を含んだ今の社会状況から、将来に対して、何かしらの対策を講じるお手伝いをお仕事とされています。
「お仕事とされている」という事は、需要がある、つまり、少し乱暴な言い方をすれば、将来に対して何らかの対策は取っておく必要があるとも言えると思います。
インタビューの中で、幾つかの例として話をしていただいた中の「子供のいない夫婦が考え、事前に対応しておいた方が良いこと」や「遺言は段階的に備えていけば良い」などのお話は、初めて聞いて「知らなかった!」と思わされる事ばかりでした。
個人の方がこのインタビューの記事を読まれるケースが多いと推測したので、個人のケースを挙げて述べていますが、これは法人に対しても同じ事が言えると思います。
いろんな意味で変化の大きな今、何が起こるかわかりません。
大きな災害を受けたり、それを知ったりして、災害に対する備蓄や学びの行動に移した人は多かったと思います。
相続や企業の問題は、あまり表に出て多くの人に知られるものでもないので、大きな災害の様にその問題について広く知らしめる事は難しいため、積極的に将来に対する対策を講じている人は、災害に対する対策を講じている人ほど多くないのかもしれません。
「転ばぬ先の杖」という言葉にどれだけ重きを置いているかも人それぞれ。
災害警報が発令されてから食料を買いに行くのか、災害に備えて食料を備蓄しておくのか。皆さんはどちらですか?
そしてその先にそれぞれの未来があります。
望む未来がある時、その未来に向けて進む方法が難しい場合があります。
その難しさをクリアする為のサポーターが細井さんです。

サポーターなので、どの未来に進みたいのかを決めるのは皆さんです。

サポーターなので、その未来に向けて共に歩んでくれる方が細井さんです。

大きさはわかりませんが、将来訪れると考えられる何らかの問題に対して、向き合い、皆さんは「どうなりたい」ですか?
このインタビューの記事を読んだ今こそ、考えるその時なのかもしれません。
その時は「雪華(せっか)」の名を冠した事務所の扉を叩いてください。そこには「古河のために」と舞い戻ってきてくれた細井さんがいらっしゃいます。


▶︎インタビュートップページに戻る  ▶︎知っとこネット古河トップページに戻る