大正館(中野 忠男 さん)

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interview_go_b.gif古美術 大正館
 住所:古河市本町2-2-6  TEL:0280-32-5654
 営業時間:12:00〜20:00 水曜日11:00〜  定休日:月曜日
●お問い合わせ ●ホームページ

–ご商売について簡単に教えてください。

tsk05shop.jpg骨董品を扱っております。
 2005年4月8日からの創業です。
 ちなみに厳密には、定義として100年経っているものを骨董品と言いますが、広い意味での骨董品(古い物)を扱っています。

 

 

 

 

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 本来、骨董品と呼ばれるものばかりだと、高くなってしまうので、手頃な価格で楽しめる昭和3〜40年代のガラス製品を主体に扱っております。

今の物とは違うその時代が作ったデザインや色を楽しんでもらいたと考えておりますので、扱っている商品の価格はお手頃な300円くらいから、ご用意しております。

 

 

–ご商売へのこだわりや工夫は何ですか?

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 新しい物ではなく、時代のあるものを扱うという事です。商品を見ていただければわかると思いますが、今、どこでも手に入る様なものとは違った魅力がありますので。
そういった昔の物の魅力を理解してくださるお客様が気に入った(気に入っている)物を探し、喜んでもらう事です。

 

 

 

–ご商売の魅力とはなんですか?

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一言で言うと、「宝探しみたい」なところではないでしょうか?
「こんなところにこんな古くていいものがあったのか」と思わされる事がありますので、やはりこういった商売ならではの魅力だと感じています。

 

 

 

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それと以前、定年退職したサラリーマンのお客様が、田舎に返る際、「昔使っていたものを再び使って生活したい」との事から、醤油差し等(日常よく使う物)を買っていかれた事がありました。

そういった時、お客様の心と密接した商品を扱い、単に物を売るだけではないのだな…と、やはりこの商売の魅力を感じました。

そんなせいか、お客様から、昔使っていた物、道具、食器等を探してほしいという依頼があります。

 

–おすすめの商品やサービスについて教えて下さい。

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ラジオの収納箱18万円

(昭和10年代の)ラジオを入れる木製の収納箱(ケース)なのですが、木の色、感じなどは、この時代の物ならでは。

中のラジオと一緒に処分されてしまう事もありますから、レア中のレアです。

 

 

 

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丸い小さな皿400円

 

 

 

 

 

 

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三角の青のボーダー柄の小鉢500円

 

 

 

 

 

 

–夢や展望をお聞かせください。

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将来的に絵のギャラリーもやりたいと考えております。骨董品だけでなく、絵も好きですので。

それと海外の方に、昭和初期あたりの私がいいなと思っている物を紹介し、その頃の日本の物(デザインや色の)良さを感じてもらいたいですね。

 

 

 

 

–趣味はなんですか?

読書です。
英語が読めるので、英語の本等も含め、幅広く読みます。

 

momoko.gifお店は駅前の建物とは思えないくらい、歴史のある建物。
取材時に店内におじゃまさせて頂いたのですが、建物から伝わる(不思議な?)雰囲気がとても落ち着く気持ちにさせてくれます。(私がそういう建物にまだ馴染みのある昭和生まれだからでしょうか?)また、そんな店内にならんだ多くのガラス商品は見ている人の気持ちを楽しくさせてくれたりします。

さらに取材時に蓄音機で古いレコードを聴かせてくれたのですが、同じ物を店に遊びに来た高校生など、今の若い世代に聴かせたところ、「電気もないのに音がする!」と驚いていたそうです。

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(ちなみに動力はゼンマイを使い、針が拾った音を物理的に考えられたボディの形状と振動板で増幅するしくみ)またその蓄音機でレコードを聴かせてくれた時、偶然来店していた若い女性のお客様はそのなんともいえない音を聞いてただただ感動していました。今の「音楽を聴いて楽しむもの」とはデザインもしくみも違う事を体感させてくれたり…と、お客様の心に響

く商品を扱う、素敵なお店です。


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