─「野村甘露煮店」さんはどんなお店ですか? 明治時代に創業して以来100年以上古河市の七軒町通りで鮒甘露煮の製造販売をしています。現在の社長が三代目。私が無事に跡を継げれば四代目になります。
─ご商売に対しては、どんなこだわりをお持ちでしょうか?
〜味一筋真心こめて〜 当店の鮒の甘露煮は、水と砂糖で8時間、さらに醤油と水飴を加えて2時間以上煮込むこと、頭から尻尾まで美味しく召し上がっていただけるようになります。手間はかかりますが、これからも昔と変わらぬ味を守り続けていきます。
─ご商売の魅力とは何ですか? 以前ご来店頂いたお客様の中に、知人からもらった甘露煮の包装紙だけを頼りに、遠方からわざわざ探しにきてくれたということがありました。このときは商売をしていてこの上ない喜びを感じた事を覚えています。
─今後の夢や展望を教えてください。 古河に住んでいる方のお話を聞くと、お土産として持っていったことはあるけれど、自分では食べたことがないという人がいらっしゃるので、普段の食卓に甘露煮が並ぶようになったらいいですね。
野村さんのご趣味はテニスやサーフィンをする事だそうですが、最近は多忙を極めなかなか時間を作れないとおっしゃっていました。その中でも唯一続いているのが、一口馬主(共同馬主)というご趣味だそうです。平日の夜はほとんど家にいないので、休日は昨年生まれた息子さん(春翔くん)と一緒に遊ぶようにしていますともおっしゃっていました。 というわけで、今回の「知っとこインタビュー」は、「野村甘露煮店」の野村則之さんでした〜。