青木酒造株式会社(青木 滋延 さん)

▶︎インタビュートップページに戻る  ▶︎知っとこネット古河トップページに戻る


interview_go_b.gif青木酒造株式会社
住所:古河市本町2-15-11  電話:0280-32-5678  FAX:0280-32-0655
営業時間:平日 8:30 〜 17:00  定休日:日曜・祝祭日
●お問い合わせ  ●ホームページ

商売について簡単に教えてください。

aks02shop09.jpg
 天保2年(1831年)に現在の古河市八幡町にて創業しました、古河で唯一の酒蔵です。

 当時は、古河の街はずれの地で、ほとんど家がなかった場所だった様です。
そんな時代から、ずっとこの商売を続けています。

 

 

 

ご商売へのこだわりや工夫は何ですか?

aks03syohin01.jpg
 時代によって、お酒に求められるものは変わってきますが、その場がなごやかになる本物のお酒を考えていきたいです。

 今でこそ焼酎ブームになっていますが、昔はお酒と言えば「日本酒」で、多くの人に楽しまれてきました。
 30年くらい前では、古河の街には多くの芸者さんもいて、夜となれば大小様々な宴会で賑わい、そんな場を楽しませる一端を担っていたのが日本酒でした。
 常温や冷やして飲んだり、寒い日などは特に熱燗(アツカン)が沢山振る舞われ、それこそお客様の体温や宴を(盛り)上げるお手伝いをしてくれていました。
そんな宴もピークを過ぎた頃になると、テーブルの上には空になったとっくりが何本も横になっている、そんな光景が当たり前でした。

aks01master02.jpg
 その後、「遊びの多様化」等と言われ、夜の食事やお酒を楽しむスタイル、そして(お酒などの)飲み物も様々なものが世に出回り、日本酒のスタンスも昔と比べるとかなり変わってきたと思います。
 時代と共に様々なものが変化してゆき、いつまでも同じ環境が続く事はないとは思いますが、「青木酒造として皆様にお届けする日本酒はこれです」と、しっかりとした商品を造り続けていきたいと考えています。
 本物を造り続けていれば、例え日本酒に求められるものが違って来ても、その美味しさは変わりませんので、その場がなごやかになるという私の望む結果につながると思うのです。

ご商売の魅力とはなんですか?

aks02shop10.jpg
 やはり造ったもの(お酒)を褒めていただけたり、お店の建物に興味をもたれる方がいらっしゃったりした時に感じます。
 古河はベッドタウンの側面も持ち合わせていたり、工場などがあって出張で遠方から来られる方もいらっしゃる事もあり、昔から古河に住んでる人ばかりではない為、弊社を知らない人も結構多くいらっしゃいます。
 そんな中、日本酒の好きな人が弊社を見つけてくれて、お酒を「美味しい!」と気に入ってくださった時は嬉しいです。

 商品によっては関西等の遠くの方に良く好まれたりするのですが、面白いのは、関東の人と違って、関西の方は、ご自分が「良い」と思ったものをはっきりと「良い」とおっしゃって、時には人に宣伝してくれる事です。そういったお客様の違いを感じ取れたりする事があるのもこの商売の面白い所でもあります。

aks02shop03.jpg
 また、弊社は(知っとこネットの弊社のページにも掲載されている通り)明治期に建てられたとても古い店舗です。この外観の珍しさもあり、店の前を通る時、興味を持ってくださる方も結構いらっしゃいます。

 今「断捨離」というキーワードが流行っている様ですが、店の建物や、店で使っている物の多くは新しい物に替える事なく、今もなお使われ続けています。
 「断捨離」が決して悪い事ではないと思うのですが、この言葉も上手く使い分けないといけないと私は思います。
 私はこの古い建物がとても好きです。長い時を経ているからこそにじみ出てくる雰囲気、そして誰もが感じる事のできる歴史。
 来店されたお客様は目からも、青木酒造の歴史を感じてもらえるのですから、私にとってもこれは一つの財産です。

aks02shop07.jpg
 今、街の中も道幅を広くしたりする工事や、様々な理由から、古い建物が少しづつ姿を消していっています。
これらの建物も古河の歴史を感じさせ、物語る大切な財産だと思います。
それぞれの事情もあるので、全てを保存していく事は難しいと思いますが、是非、街全体に対し、いい断捨離をし、残せるもの、残した方が良い物は今の技術で対応できたらいいなと思います。

 

 

 

 

おすすめ商品やサービスについて教えてください

aks03syohin02.jpg
平成23年度の全国新酒鑑評会で「金賞」を受賞した大吟醸が、特に皆様に喜ばれています。
吟醸酒は、香り、味、ともにこれからのお酒の代表です。
ぜひ味わってみてください。

 

 

 

夢や展望をお聞かせください

aks01master01.jpg
 「おいしいお酒を造る」のはもちろんですが、「古河を感じさせる」ことを考えた景観や界隈を大切にしていきたいです。
 先ほどお店の建物のところでもお話をさせていただきましたが、古河には古河の良さ、そして歴史があります。
住んでいる人、訪れる人がその歴史を肌で感じる事はとても大切です。
その歴史を感じる事ができる場所だから育つ何かがあり、それが時間とともに「古河らしい何か」へと結びついていくと思います。

aks02shop08.jpg
 弊社商品の日本酒も古河だから仕上がった味であり、これを飲んで何か古河を感じてもらえるかもしれません。
 断捨離や仕分けも大切ですが、私はぶれる事なく、美味しいお酒を造る事をこれからもずっと続け、
広い意味で古河の一部であり続けていこうと思います。

 

 

趣味は何ですか?

aks02shop05.jpg
 知らない土地へ行くことが好きです。
必ずといって良い程、新しい発見がありますので。
その土地、その街の良さを感じ取れるのと同時に、改めて違う視点から古河を見つめ直す事もできるので、自然と仕事や街に対してその刺激をフィードバックしていると思います。
 

 

編集後記


momoko.gif
  青木酒造さんは、歴史のとても長い(創業、天保2年(1831年)の)酒蔵で、その歴史をお店の建物からも感じる事もできる、古河でも数少ないスポットでもあります。
 インタビューの為にお店の中に入ると、そこは普段では味わう事のできない、何とも重厚な雰囲気。
ついついキョロキョロと普段感じる事のできない雰囲気を楽しみつつ、イロイロな場所を見回してしまいます。


aks02shop06.jpg
 インタビューの中で出て来た「断捨離」も、それは必ずしも全ての事に当てはまるわけではないので、注意が必要であると語られていました。確かにその感覚だったら、今のお店の建物さえ建て替えてしまっていたかもしれません。そして青木さんは、この歴史あるお店の建物が好きであると同時に感謝しているとおっしゃっていました。

 そんな話をしていた(インタビューの)何日か前、古河にあった古い建物の解体作業が進んでいる事が話題になりました。その建物はとても歴史のある立派な建物であったので、青木さんはとても残念がっていました。そしてそれらの歴史ある建物を残し、活かす何らかの政策、街への支援が、これからは必要であるとお話されていました。
aks02shop02.jpg
 普段、私達はそういった事に関心を持ちにくいかもしれませんが、一度、青木酒造のお店に行ってみると、「そこにいるだけで歴史を感じられる感覚」を味わう事ができるかもしれません。その価値を感じる事ができるかもしれません。

 また、先日、アド街ック天国で古河が取り上げられ、青木酒造さんもランクインされた事で、さらに知名度が上がったそうなのですが、古河に住んでいる方は、全員が昔から古河に住んでいたわけではなく、例えば転勤等で引っ越して来た方達の中には、青木さんのお店を知らなかった方もいらっしゃって、テレビを観てお店の存在を知り、お酒を買いに新しいお客様も来てくれる様になったそうです。
aks02shop01.jpg
 まだまだテレビというメディアの力は大きいのですが、それに並ぶ程、影響力の出て来たインターネット。
我らが知っとこネットも古河の魅力をお伝えし、それが多くの人に伝わって良い影響を与えながら広がって行く事を願っています。
 日本酒の好きな方、青木酒造に買いに行ってみませんか?お酒を買うだけではなく、「お店の歴史を感じる事ができる」という付加価値も味わえます。
 そのお店の歴史を感じながら買ったそのお酒はひと味もふた味も違うのでは?


▶︎インタビュートップページに戻る  ▶︎知っとこネット古河トップページに戻る