(有) 春木屋(小高 茂男 さん)

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interview_go_b.gif(有) 春木屋
住所:古河市中央町3-1-8  電話:0280-22-0551  FAX:0280-22-0557
営業時間:10:00 〜 19:00  定休日:月曜日
●お問い合わせ

 

–ご商売について簡単に教えてください。

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明治初期より、家具、インテリア、
ペルシャジュータンの販売をし、
今に至っています。

 

 

 

 

 

 

 

–ご商売へのこだわりや工夫は何ですか?

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まず、言わせていただきたい事は、
「家具は生きている」という事です。
これはどういう事かと申しますと、日本には四季があり、季節によって気温や湿度に差があります。
家具に使われている木はそれらの変化に合わせて、湿気を吸収したりする事により、伸び縮みをします。その様はまるで呼吸でもする様に。
つまり生きているのです。
そしてそういった家具は、当然、日本の風土、四季を知っている国産メーカーだから作ることができるという事から、当店では国産の本物の家具を中心に販売しております。
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そしてその様に、日本の風土に合い、生活にとけ込み、生活を支えている家具は身近なパートナーだと考えております。
ですから、確かなしっかりした家具(商品)をお客様にご提供させていただいておりますし、どこかの海外メーカーで作った物などは、当店では扱っておりません。
気温や湿度の変化に耐えられずにゆがんだり、変形したりしてしまう物では(身近な)パートナーとしての役割を果たせませんから。

 

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それとジュータンは、ペルシャジュータンを扱っております。今やホームセンターなどでもジュータンは販売しておりますので、せっかくなら価値のある商品を提供しようと考え、商品として扱うようになりました。

 

–ご商売の魅力とはなんですか?

家具はその大きさや材料などの理由から、決して値段は安いものではないので、買っていただく際に「高い」と思われる事も多いのですが、それでも当店の商品を買って頂いたお客様がその家具を使って生活し、私が先ほどお伝えした「家具は身近なパートナー」である事を実感し、国産家具の良さを理解していただけた時、この商売の魅力を感じます。
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買う時は高く感じられてその質を理解していただくには長い時間がかかるワケですから、
決行大変なんですよ。

 

 

 

 

 

–おすすめの商品やサービスについて教えて下さい。

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飛騨、北海道、その他一流メーカーの商品はおすすめです。
これらのメーカーの風格ある木にこだわった商品を使っていただき、身近な生活のパートナーとして大切に使ってほしいですね。
また、それらのメーカーの製品の大半はイスの脚の長さ(イスの高さ)の調節が可能だったり、張り布(革など)の色が選べたりと、セミオーダーでお客様の好みに仕上げる事ができます。
これらもきちんとした国産メーカーならではの対応です。

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–夢や展望をお聞かせください。

現在、後継者がいないので、どなたか家具屋という商売に興味を持っている方が
いらっしゃったらお話してみたいですね。
ただ、今は(家具屋だけでなく)センスがないと生き残れない時代ですので、
厳しいものでもあるのですけどね。

–趣味はなんですか?

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ウォーキングやゴルフです。
もともと体を動かす事が好きで、
健康の為という理由もあります。

 

 

 

 

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家具を買う、つまり家具屋さんを利用するという機会はそう頻繁にある事ではないと思います。
例えば家を建て替える、結婚する、就職や進学で一人暮らしを始める。
そんな人生の大きな節目を迎えないとなかなか足を運ぶ事のない家具屋さん。
その「人生の節目を迎えた多くの人」とも接し、日本で「家具」という観点から人々の生活を考えてこられたせいか、インタビューに掲載している事以外の会話の途中に
いろいろと重みがあり、考えさせられるお話も聞かせてもらう事ができました。
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今までインタビューを行ってきた個店の方々と同意見なのですが、コミュニケーションのあり方や家族のあり方などに対して今の社会にいろいろと問題を感じているとおっしゃってました。
短期間で結果の出る商品が売れ、話題にもなっている今ですが、家具の様に長く付き合い生活し生きていく事でその良さや何かを感じるという事に目を向ける必要を考えさせられました。
…と、難しい事をお話しましたが、遊び心もあり、「楽しむ」という事も理解されている素敵な家具屋のご主人サンです。

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ちなみに春木屋さんで扱っている飛騨の家具の
長いテーブルは、以前この「知っとこインタビュー」で取材させていただいたそば屋さんである三島屋さんの2階で楽しむ事ができます。
なんとも暖かみのある重厚なテーブルは飛騨の家具ならでは。
三嶋屋さんに行って、食事と家具の2つを同時に楽しんでみるのもいいかもしれません。

右の画像:実際の三嶋屋さんの2階の飛騨のテーブル

 

せっかくですので…
三嶋屋さんのインタビューはこちら。


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