
(有)清水食品(清水 健生 さん)
▶︎インタビュートップページに戻る ▶︎知っとこネット古河トップページに戻る

住所:古河市本町4-4-7 電話:0280-32-0491 FAX:0280-32-0492
営業時間:5:00 〜 18:30 夏季 19:00(昼休み 15:00 まで 水曜日 16:00 まで)
定休日 :元旦
–ご商売について簡単に教えてください。
昭和2年10月創業。
平成元年有限会社設立。
私で3代目です。
豆腐、油揚げ等の製造販売、
こんにゃくや大豆関連商品の
仕入れ販売をしています。
–ご商売へのこだわりや工夫は何ですか?
創業時より販売している商品及び製造方法、つまり「伝統」を可能な限り守る事です。
豆腐は変わらぬ日本の食文化の一旦を担って来た存在ですので、伝統を守る事を常に意識していますが、それだけに固執するのではなく、時代にあった商品を開発したり、探し出したりして販売しています。
また、小売店ならではの細かな対応(機動力)でお客様にサービスを提供しています。
具体的には、例えば、(一般の)お客様が「白和え」を作りたい時など、前もって連絡を頂ければ、白和え用に豆腐をしぼっておくこともできます。
小さな事ですが、スーパーでただ豆腐を買う…といったスタイルでは絶対にできないサービスだと思いますし。
ちなみに白和えを作るための しぼり は、豆腐がまだ温かいうちの方が美味しくできます。
だからゆえに豆腐を作っている豆腐屋ならではのサービスとして、そういった事には対応させていただいております。
こちらは取引先に卸す商品の話なのですが、「ぎんなん入りのがんもどきがほしい」と言われ、お作りしました。こういったサービスや対応も当店だからできるものとも考えております。
–ご商売の魅力とはなんですか?
やはり商品を食べたお客さんが
「これおいしいね」と言って下さったときですね。
お客様の口に入るものを作っているわけですから。
やはりその一言につきます。
–おすすめの商品やサービスについて教えて下さい。
おぼろ豆腐
濃厚でなめらか
大豆のあまみを感じる商品です。
(大)100円
(小) 80円
大ざる君とこざるちゃん
ザルに盛り込んだ豆腐の中に
しょうがを入れ自然脱水しまた。
大ざる【1コ】130円
小ざる【2コ】160円
がんもどき
絞豆腐と生野菜と生のやまいもをまぜ、
煮くずれしません。
(大)100円
木綿豆腐 100円
絹ごし豆腐 100円
豆乳蒸しケーキ
甘さをおさえ、子供のおやつに最高。冷凍も可 100円
–夢や展望をお聞かせください。
店を新築することと、遊び心のある豆腐関連の商品を開発販売することです。
前にも述べましたが、豆腐という昔ながらの食べ物の伝統を守る事は大切ですが、だからといってただただシンプルな豆腐を作っているだけではお客様を惹き付ける魅力にも欠けるのではないでしょうか?
確かに昔から馴染みのある食べ物であるのですが、馴染みがある食べ物だけに面白みに欠ける部分もあるので、「遊び心」という付加価値を加え、再び豆腐の良さ等も知っていただける様な商品をお客様に提供できたらと考えています。
–趣味はなんですか?
テレビ、ビデオ、音楽の鑑賞、テレビゲーム、将棋等です。
現代的な遊びは深くはまる程でないにせよ、それなりに楽しんでいます。
それと、旅行も趣味です。
結婚する前で、今より自分の時間が持てる時などは、ウォークマン・本・時刻表 の三種の神器(笑)を持ち「いきあたりばったり的な旅行」や「綿密に細かくプランニングされた旅行」等を楽しんでいました。
ちなみに綿密プランの時は電車1本遅れただけで全てのプランが台無しになってしまう程きっちりしていました。れはそれで楽しんでいましたので。
今では仕事柄、年に1回家族みんなで行く旅行へと変わりましたが、家族とのコミュニケーションを深めつつ、楽しんでいます。
家族とのコミュニケーションといえば、私は基本的に夕食を家族全員で食べるように心がけています。
朝は4:00ごろから起きて仕事をするので、朝食を一緒に食べる事ができない分、せめて夕食はと、こだわっている部分でもあります。
また、漫画も子供と共通の趣味?で楽しんでいますので、子供と一緒に本屋に行ったり、ある漫画について話をしたりと、コミュニケーションツールとしても役立ってくれています。
清水さんは、豆腐という伝統を守りつつ、現代的な遊びもコミュニケーションをからめて楽しむという2つの面をバランスよくこなしている様子が伺えました。
また、来店してくれるお客様にお子様がいらっしゃった時等、
お菓子をあげたり、店の前の道路を渡るのを手伝ってあげたりと、次世代のお客様への気配りやアプローチも忘れていないとの事(笑)
実際にそのお子さんのママさん(親)からお礼を言われる事も多いそうです。
清水さんご自身も「そうして子供に対してもアピールする事でどれだけ未来のお客さんとして返ってきてくれるかはわからないが、そういった願いも込めつつ、子供とも接している。」とおっしゃっていました。
近くの小学校の児童が社会科見学で店を訪れた時、豆腐を食べさせ、見せ、教え…と、大量生産、大量消費の時代だからこそ忘れてはならない、教えるべき大切な事を子供達に伝えている、あるべき「やさしいお豆腐屋さんのおじさん」の姿が垣間見えました。
大型ショッピングセンターでまとめて買い物をするのが当たり前の様になっている今だからこそ、
あえてお豆腐屋さんに「お豆腐下さい」と、買いにいってみてはいかがでしょうか?
そこに何かがあるかもしれません。
▶︎インタビュートップページに戻る ▶︎知っとこネット古河トップページに戻る