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TECO (宮川 照子さん)

tec00top.jpg TECO (宮川 照子さん)

住所 古河市東1-5-9
電話・FAX番号 0280-32-9657

【営業時間】9:30~18:00

【定休日】日曜・祝日

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お問い合わせ
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【商売について簡単に教えてください。(お店の概要 現在までの経緯 主な取扱商品など)】

tec05shop01.jpg  1966年(昭和41年)古河市にアトリエnasuを設け、婦人服創作を手がけたのが今の仕事のスタートになります。その後、1970年(昭和45年)婦人服オーダーメイド専門店専門店「ブティックTECO」をオープンし、今に至ります。

 と言うと簡単に説明が終わってしまいますが、当然?いろいろな事がありました。婦人服オーダーメイドの仕事を始めたものの、昭和50年代になると、日本人の生活スタイルと肉体的なスタイル(体格)という2つの「スタイル」に変化が現れ始めました。すると、外国ブランドの影響を受けて出始めたプレタポルテ(高級既製服)が日本人の体にも合うようになり、それが売れ始めたのです。当然、商売に影響を受けました。今から振り返ると、とにかく社会の変化はめまぐるしかったと感じていますが、服(ファッション)という業界は変化の始まりが早かったかもしれません。

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 そんな変化の中、商売を続けてきたものの、流されるだけではなく自ら切り開いていかねばと考え、2003年(平成15年)和の素材に着目し、着物地リメイクなどから独自の商品を作りを始めました。するとタイミング良く和のブームになり、その波に乗ることができました。そうしてその和をテーマにした方向性で「まくらが文庫」を商品開発し、オーダーメイドの婦人服と並ぶ当店の商品として販売しております。

 初めて「まくらが文庫」と聞いた人はどんなものか想像するのも難しいと思いますが、わかりやすく説明すると「和の箱」です。画像を見ていただければわかると思いますが、この和の箱の商品名です。
tec02makuraga02.jpg  ちなみに「まくらが文庫」と名付けてから知った事なのですが、もともとは「定家文庫(ていかぶんこ)」といい、江戸時代から下野の国で御姫さまが化粧品を入れたりする嫁入り道具として昔からあった物だそうです。

 

 

 

tec04tamura01.jpg  また、その他に仕事仲間であるデザイナー、田村義和先生の「手描きコーナー」の商品展開もしております。

 

 

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   田村義和先生の手描き作品

 

 

 

  

 

 【ご商売へのこだわりや工夫は何ですか?(または経営理念など)】

経営理念は

本音で本気で“もの創り"広がる喜びの輪、伝える日本の文化。

です。

tec01mama01.jpg  仕事は心をこめて集中して取り組み、そうして出来た商品でお客様に喜んでいただき、その喜びを分かち合いたいと考えています。心を込めた仕事の喜びはいつまでも続き、さらなる喜びの輪、連鎖を作ります。

 まくらが文庫を「商品」として売り出す前の事ですので、その時は試作段階と言えるのかもしれませんが、初めてまくらが文庫を作った時、それを娘にプレゼントしました。ちょうど子供(私にとっての孫)が生まれたとの事なので、お祝いにと。すると私の予想以上に娘は大喜び。その箱にへその緒や母子手帳など、娘と子供にとってとても大切な物を入れて使ってくれたのです。
その時に感じました。「この箱は心を込められる箱なのだな」と。

tec02makuraga05.jpg  和の素材で美しく作り上げたそれですが、ただ美しいだけでなく、それは心を包み込むことができる物なのだなと。
 喜んでくれている娘の姿を見た時、商売、商品に対する私の気持ちが世の中のニーズに合致するものだと確信する事ができたのです。
 その様な商品ですので、まくらが文庫を買ってくださったお客様から時々、感謝の気持ちをお手紙などでいただく事があります。それは亡くなったお母様が使っていた着物の帯がまくらが文庫という形で生まれ変わり、お母様の存在を改めて感じる事ができたというものであったり、お客様によって様々。そんな風にいろいろな方達の心に響く仕事ができているので、私にとっても幸せな事です。

 

 

【ご商売の魅力とは何ですか?(ご商売に対しての喜び、魅力、誇りなど)】

tec01mama06.jpg  婦人服にせよ、まくらが文庫にせよ、オーダーメイドの仕事はとても魅力的です。世の中に一つしかないその商品に全てを注ぎ、気持ち、心を集中できるからです。大量生産でできる商品とはまさにここが違います。お客様は既製品にはない何かを私どもに望んでいらっしゃる以上、それらを満たす何かを感じ取り、反映させなくてはなりません。そこはとても大切であり、とても難しい部分でもあります。そしてそれが私どものノウハウであり、TECOである所以であるところだと思います。
 私たち職人じゃないとわからないこだわりもあります。それがお客様には全て伝わらないかもしれませんが、それでもそこにはお客様に喜んでいただきたいという気持ちの基礎があります。その気持ちを貫き仕事ができるという事がこの商売の魅力ではないでしょうか。

 

【おすすめの商品やサービスについて教えて下さい】

 まくらが文庫の生産体制が整った事もあり、ホームページをリニューアルしてオンラインショップも開店いたしました。その開店キャンペーンとして、帯持込で作るまくらが文庫を、2011年3月まで。

17,000円 を特別価格の 14,000円 で。

tec02makuraga01.jpg  家族のぬくもりや、想いをそのまま伝える和の箱、心の玉手箱をいかがでしょうか?
使わなくなった着物の帯がございましたら、それからオーダーメイドでお作りする事もできます。

 

 

 

 

【夢や展望をお聞かせください。(将来やってみたい事やご商売に対しての夢など)】


tec02makuraga06.jpg  せっかくインターネットで全世界にお知らせ出来るようになったのですから、海外からのご注文もいただける様になったらいいなと思います。着物の帯を使っているので、和の象徴的なものでもありますから。その為に少しでも広く知っていただけるようにブログやホームページで様々な情報を発信し、営業活動を頑張っていこうと思います。

 また、「まくらが文庫」お買上いただいたお客様の「和の玉手箱の行方」を追った冊子を作ってみたいです。まくらが文庫は心がキーワードとなっている商品ですから、それぞれにそれぞれのドラマ(物語)があると思うので、そんな素敵なお話をいつかまとめられたらと思っています。

【趣味は何ですか?(商売以外で大切にしている事はなんですか? 休日はどう過ごしていますか?)】


tec01mama04.jpg  自然散策です。風であったり、空であったり、生き物であったり、そこから四季や自然を感じる事が好きなので。
 公園などで不思議と?よく蝶やトンボ、ツバメを見かけます。「会う」という感じに近いかもしれません。そんな時、自然がいっぱい応援してくれている感じがして、とても元気が出ます。

 

 

【編集後記】
  momoko.gif  「まくらが文庫」と初めて聞いた時、一体何なんだろう?と思いました。
 「文庫」という響きから、「本?」とさえ思いました。文庫本とか、学級文庫とかそういう印象が強かったので。しかし、その様な印象を抱いたまま見せていただいたそれは、まったく違ったものでした。

 本という意味合いではなく、もともとは「昔、女性が携帯した箱」の定家文庫(ていかぶんこ)というものが起源で、同一コンセプトのそれに古河(こが)を指す「まくらが」という言葉をつけて商品化したものでした。もともと和の美として確立している帯を使っているので、店内にならんでいるそれらは、忘れかけていた日本の美の楽しさ、美しさを思い出させてくれます。
tec03sonota.jpg  インタビューの時に、お仕事の事、お客様の事、まくらが文庫の事、などなど沢山お話していただいたのですが、あまりの情報量の多さに、知っとこインタビューとしてどの部分を切り取ろうか迷う程でした。

 せっかくホームページをお持ちなので、「定家文庫との出合い」のお話などはそちらにお任せする事に。(決して手を抜いているわけではありませんからね、念のため)それらのお話をまとめると、宮川さんがこのまくらが文庫を商品化したのは、「なるべくしてなった」のではないかと感じさせられました。それは、商品化するまでに至る気持ちや人との出合いの全てがまくらが文庫というゴールに繋がっているように感じたからです。

tec02makuraga03.jpg  ファッション(衣料)業界で仕事をする事で時代の変化を敏感に感じ、影響を受けてきたからこそ、今の私たちに失われかけている「心」というテーマを商品に反映させたのかもしれません。日常的に着物を着なくなってしまったけれど、着物を着ていた時代には、着物を着ていた人には、その当時の「良さ」がありました。その良い部分をエッセンスとし、まくらが文庫として生まれ変わらせる事により、今の時代に合いつつそこに「心」を込められる商品を作り上げる事ができたのではないでしょうか?

 

tec02makuraga04.jpg  まくらが文庫は「箱」なので、どんな風に使うかという事も、その人次第です。(着物を着ていた頃の時代とは違う)その自由度の高さ、そして送り、送られ、または使った時に一緒に伝わる心がまくらが文庫の魅力であり、商品の付加価値なのかもしれません。
 そんな素敵な商品が並ぶ小さなお店が古河の街中にあります。まくらが文庫だけでなく、お仕事仲間である田村義和先生の「手描きコーナー」の商品展開もしています。(これまた素敵!)ここで伝えきれないのが残念ですが、ホームページやブログをリニューアルし、更新を頑張っているとの事ですので、そちらにバトンタッチ!…させていただきます。もっと伝えたい事が沢山あるんだけどなぁ〜…。

(バトンタッチ先の)TECOさんのホームページはこちら。