うどん 俵屋(斉藤 伸幸さん)
住所 古河市茶屋新田50-4
電話・FAX番号 0280-48-6611
【営業時間】AM:11:00〜PM:2:30
PM:5:00〜PM:9:00
【定休日】毎週月曜日
【商売について簡単に教えてください。(お店の概要 現在までの経緯 主な取扱商品など)】
昭和47年、茨城県境町(国道354号線沿いの)そば処「大むら」の子として生まれました。小さな頃からそば屋で働く両親の姿を見て育ったので、自然にこの道(今の仕事であるうどん屋)に進みました。
24歳の時に、坂東市(旧岩井市)でそば店を開店しました。20席程のお店でしたが、地域の方々に愛され、7年間営業させていただきました。その7年間に「そば」と「うどん」の両方では不器用な自分ではやりこなせないと痛感し、いろいろと考えた末、自分は大のうどん好きでもある為、うどん一本でやっていこうと決めました。
ですので、うどん屋として「俵屋」を開店する前に、さらにうどん道を極めようと、小山市のうどん茶屋五福さんにて修行させて頂き、31歳で今の俵屋をオープンしました。お陰様で2010年9月で丸7年になります。
「俵屋」という屋号は、亡き祖父が昔俵職人でとても働き者だった為、様々な気持ちを込めてそこから名付けました。ちなみに、店内には当時の本物の俵が展示してあります。
【ご商売へのこだわりや工夫は何ですか?(または経営理念など)】
当店では、うどんを始めとし、様々なこだわりを持って商売をさせていただいております。
【うどん】良質の小麦粉を足踏みし、一晩ねかせた自家製麺です。
【つ ゆ】北海道の昆布と高知産の数種類の節を使った無添加ダシの自慢の味です。
【 米 】当店では、厳選したお米を坂東市から仕入れ、
栄養価の高い胚芽を少し残して毎朝精米しています。
さらにその時にできた米ぬかを使い、季節の野菜をぬか漬けにしています。
【 卵 】卵は低コレステロールの地養卵を使用しています。
【 油 】キャノーラ油100%使用しています。
その他、季節に合った限定メニューもお楽しみいただけます。(おすすめの商品やサービスについて教えて下さい を参照)
【ご商売の魅力とは何ですか?(ご商売に対しての喜び、魅力、誇りなど)】
ありきたりの事ですが、お客さんが満足して帰っていただくのが、最高の喜びです。その為に自分達は何をすべきなのかを常に探求しています。
また接客は、ニコニコ笑顔で、返事はハキハキ。仕事はテキパキをモットーに行っています。
例えば、休みの日に家族と外食して店員さんが一生懸命仕事をしていると見ていて気持ちがいいですし、応援したくなります。そういうお店の雰囲気が大事だと思うので、ヤル気のオーラをびしびし感じるお店作りを目指しています。
その他喜びを感じるのが、アルバイトの子達がレベルアップしていく事です。接客等に対し、マニュアル的でなく、目配り気配りできるようになってくるのです。結果、お客様の満足につながりますので、とても嬉しい事です。そしてそれらを総合して大型店ではできないようなきめ細かなサービスを心がけています。
私事の話にもなってしまうのですが、開店した年に次男が生まれ、妻は子供をおんぶしながら仕事をしていました。そんな私達家族の事を見て下さっていた常連様に「あの子は何歳になった?」と聞かれる事があります。(お陰様で今年の春1年生になりました。)そんな感じでオープン当初からお店を、そして私達を見守り続けて下さるお客様がたくさんいらっしゃいます。本当にありがたい事です。
【夢や展望をお聞かせください。(将来やってみたい事やご商売に対しての夢など)】
お店を多店舗化したりという夢はあまり考えてませんので、「古河でうどんと言ったら俵屋」と言われる様、永く続けられたらと考えています。
【おすすめの商品やサービスについて教えて下さい】
当店で一番人気の商品は、鶏の唐揚げです。唐揚げ単品や、唐揚げがセットに含まれたメニューなどがよく注文される程、とにかく大評判で、よく売れます。
その為、味付けをよく聞かれるのですが、残念ながら?企業秘密となっております。(笑顔)
唐揚げのお持ち帰りも多く、やはり沢山のご注文を頂いております。電話で前もってご注文を頂ければ待たれる事なくお渡しする事ができますのでどうぞご利用ください。
また、季節ごとに楽しめるメニューもご用意しております。四季折々の味をお楽しみください。
【季節のメニュー】
《春》たらの芽、ふきのとう、アスパラなどの春野菜の天ぷらを。
全て国内産の野菜を使っています。
《夏》ごま汁のつけめんを。
《秋》国産のきのこをたっぷり使ったきのこ汁を。
《冬》広島産の大粒カキフライを。
【趣味は何ですか?(商売以外で大切にしている事はなんですか? 休日はどう過ごしていますか?)】
小学1年、4年、6年と3人子供がおりますが、仕事上、土曜日曜は休めないので、空いた時間に少しでも子供達と遊ぶ事が楽しみです。
休みの日は妻と食べ歩きや映画を見に行ったり、テニスをしたり、ショッピングなどをして、過ごしています。
今回はなんと「うどん」を専門にやってらっしゃる俵屋さん。どちらかというと、うどんを食べられるお店と言えば、「そば屋」という響きに馴染みを感じるのですが、俵屋さんは「うどん屋」さんなのです。
やはり今回もインタビューをする事で知ったのですが、「そば」と「うどん」は違うものであるとの事。多くの(そば屋と言われる)お店は、そばもうどんもやっていてどちらかを選べるスタイルが多いのですが、こだわり、徹底的につきつめていくと、調理法も、つゆの味も、そばとうどんは違うとの事なのです。
斉藤さんはご自分の事を「不器用」とおっしゃってましたが、そばとうどんの両方をやっていく事の難しさに直面し、うどんの方が好きという事もあり、うどん一本で行こうと決めたそうです。様々な理由からも、うどん一本でやって行くという決断は勇気のいるものだったそうです。来店されるお客様の中には、「そばはやってないの?」とおっしゃる方も時々いらっしゃるとの事。そんな時、やはりそばもやるべきかと気持ちがぐらついた事もあったそうです。(ちなみに大晦日だけそばを楽しめるそうです)
また、今まで知っとこインタビューで多くのお店に取材に行き、感じ続けている「変化」はやはり俵屋さんも感じているとの事。今の時代だからお客様にニーズも多様化しているので、常にお客様から多くを感じ取り、柔軟に対応していこうとは考えているものの、前述した「そば」の件も含め、「こだわり」のさじ加減も難しいそうです。お客様の様々な要望に対し、柔軟に対応する事も必要なのですが、こだわりが強過ぎるとお客様の満足度が低くなってしまう場合もあるからです。でも、そういった大変さ等も、スタッフは感じているから、マニュアル的ではない接客ができるようになっているのでしょう。とても素敵なお店です。
さらに今回、貴重とも言える麺の仕込みを見せて下さいました。「だいたいこれで100人前です」と言いながら重そうに持ち上げ、生地を折り曲げ、全体重をかけて乗る。その重さから、どれだけ多くの手間がかかっているか容易に想像できました。
「こうして空気を生地に入れ込む事で美味しくなるんです。」と説明しながら生地を踏み込む姿はまさにうどん職人さん!うどんを突き詰めるというシンプルでありながらその難しさをも感じます。まさに体全体で、全身全霊でうどんと向き合う貴重なシーンに立ち会えたのでした。
取材は準備中の時間帯であったため、後日お客さんとして、食べに行きました。もちろん唐揚げの含まれているメニューを♪
つきつめられたそのうどんの美味しさ、人気が高いという唐揚げの味ともに納得の味でした。(単純に「美味い!」でした)それでいてお値段もお手頃。多くのお客様が出入りしているのもうなずけます。お店も広く明るくとてもいい雰囲気。斉藤さんのおっしゃる通り、古河を代表するお店の1つとして、これからも頑張ってほしいお店です。
ちょっと話は変わりますが、すぐ隣が線路で店内から電車が見える席もある為、電車好きのお子さんにも好評な様です。
俵屋さんの裏の線路は、鉄道写真を撮影する人(撮り鉄(とりてつ))の間では、結構有名な撮影スポット。そんな人達の間にも、お店の評判が広がっていくかもしれません。撮り鉄(とりてつ)、鶏の唐揚げ、共に「とり」つながり…何かあるかもしれません(笑)
←店内から電車(宇都宮線)が見えます♪