焼肉 大門(津村 秀澤さん)
古河市茶屋新田348-5
TEL : 0280-48-7029
FAX : 0280-48-7219
【営業時間】
昼の営業11:30〜14:30
夜の営業17:00〜23:00
(22:30ラストオーダー)
【定休日】
火曜日
--ご商売について簡単に教えてください。
昭和47年から焼き肉屋として三杉町でスタートし、平成18年11月から今の場所(茶屋新田)に移転し、今に至ります。
三杉町のお店でインパクトのあった(笑)牛の看板はちゃんと連れてきました。後で知人から聞いたのですが、引越の際、牛(の看板)が消えた!という事で、ちょっとした話題になっていたそうです。また、この牛がいなくなってしまった事でお店が終わってしまったと思われたお客様がいらっしゃったというお話も聞きましたが、移転して元気にやってますよぉ~。
--ご商売へのこだわりや工夫は何ですか?
まずは素材が全てですので、肉には徹底してこだわっています。食の安全に対してもいろいろありましたが、当店は創業時からこだわってきました。内臓も含めて、飼育から精肉まで一貫して扱っている業者を探し、取引しています。
メニューに関してですが、できあいの物などは使わず、全て自家製の手作りです。もちろん手間ひまはかかりますが、味に関しては、肉はある程度の高いものならば、味に大きな差が出にくいので、「調理」という当店ならではの部分で差を付けているのです。お肉だけでなく、スープやキムチなどを含め、全てをひとくくりとして完成させる事が焼肉店としての品格と考えています。
味の部分とは別で、お店の掃除にも気を遣っています。従業員採用の面接の時に「仕事の6割は掃除です」と伝えているくらいで、実際に従業員から「これほどまでに掃除をやらされるとは思わなかった」と言われた事がありました。
--ご商売の魅力とは何ですか?
私どものお店を信頼して来てくれる常連のお客様がいらっしゃるという事です。
当店の取り組みに対し、理解もしてくれているのだと思いますが、食(牛肉)の安全が問われていた時期も、多くのお客様が来店し、支えてくれました。当店ならばと、信頼してくれていたのです。その様な時期では大変だろうと、(お客様の大切な)家族みんなを連れて、食事をしに来てくれたのです。信頼していただけてなかったら、自分の家族を連れてくる事はないはずですので、その時はとても嬉しかったです。日頃の姿勢が、お客様に伝わっていたのだと思います。ちゃんとお客様に感じ取っていただけたのだと思います。
お客様の中には、最初はカップルで来店し、常連になってくださったお客様が結婚され、夫婦として来店してくれる様になり、その後しばらく来店されないな…と思ったら、何年か後に二人のお子さんを連れて来てくださったという事であったり、家族ぐるみで利用してくださっているお客様のお兄さん(息子さん)が、(どうやら)初デートに利用してくださったり…と、いろいろな形で長くお付き合いさせていただいており、お客様の人生とお付き合いさせていただいているのだとも感じています。
ちなみに、さっきの「初デート」の時は全力でバックアップさせていただきました♪(笑顔)
そういった、お客様が当店を利用してくださるシチュエーションをこちら側が感じ取り、気遣いをする事も大切な事として、従業員へ教育しております。
--おすすめの商品やサービスについて教えてください。
ポッサムキムチ990円です。(ポッサムとは「包む」という意味)
「サラダ感覚でさっぱりしたキムチ」というコンセプトで作られた、当店完全オリジナルのキムチです。
あっさり、サッパリを追求して仕上げると日持ちしないため、何度もまめに作らなくてはいけないのですが、これも当店の味として楽しんでいただきたいので、作り続けています。
このポッサムキムチの一番のポイントは、純韓国産のとうがらしを使っている事です。韓国にいる人でさえ入手困難なとうがらしを独自ルートで入手し、韓国の親戚に頼んで送ってもらっているのです。
とうがらしに含まれている甘みが違い、辛味もまろやか。また、キムチの味付けで、甘みをつける為に砂糖を使わず、柿や梨などを入れ、果物の甘みで甘さを出しています。当店にお越しの際は、ぜひ味わっていただきたいメニューです。
もちろんこのキムチだけではなく、全てのメニューをお客様に満足してもらう為に一つ一つ自家製で手掛けております。
--夢や展望をお聞かせください。
お客様が来店してくださった時に喜んでもらえるける様、焼肉店としての奥行きを深めていきたいと考えています。シンプルですが、シンプルがゆえに頑張らなくてはと思っています。
--趣味は何ですか?
バイクのツーリングと美味しい物の食べ歩きです。
美味しいものの食べ歩きは、仕事がら研究もかねて楽しみながらいろいろと巡っています。もちろん、ツーリング先で美味しいものがあれば、楽しんで来ちゃいます。
インタビューの為、お店に向かうと、駐車場入口からこちらを見つめる大きな「牛」!大門さんのトレードマークでもあるこの存在感のある牛!
いつ来ても、一度は見入ってしまいます。インタビューの中にもありましたが、三杉町のお店から今のお店に移転する際、まず最初にこの牛がお店から消えた為、ちょっとした話題になっていました。
かくいう私もその一人(笑)この看板を撮影していた時にお話してくれたのですが、この看板?(牛)ができあがるまでも、いろいろあったそうで、津村さんと看板屋さんとのこだわりがぶつかり合ったとの事。
看板としてインパクトの強いものを求めているわけですから当然と言えば当然なのですが、津村さんは「食べられない牛」にもこだわりをもってらっしゃったのです!
改めて「こだわり」の大切さを感じました。
インタビューは客席でさせていただいたのですが、その客席からも行き届いた掃除を感じる事ができました。テーブルの真ん中に鎮座する焼き肉のコンロ、火力も大きさもそれなりのものなのですが、そのコンロの周りに油のベタ付きを一切感じないのです。
コンロの縁に触れてみても油っ気を感じず、テーブルもサラサラツルツル。インタビューで掃除に力を入れているとお聞きしましたが、焼き肉を楽しんだ後の掃除はそれ相当の手間をかけないと、ここまでサラサラにはならないのではないでしょうか。従業員さんが「ここまで掃除するとは思わなかった」と言ってしまう気持ちもわかります。
インタビュー後の撮影で、せっかくだから…と、厨房も案内してくれたのですが、いたるところの掃除が行き届いています。
「焼き肉屋さん」という職業上、絶対に油汚れで大変な事になるであろうに。
津村さんはお話をしているととても優しい感じの方なのですが、商売、仕事に対する姿勢は真剣で厳しいものなのだろうという事がお店全体から伝わってきました。「優しさと厳しさ」を併せ持ち、切替ができているのだと思います。
家族ぐるみでお付き合いしてくださるお客様がいらっしゃるとお話していただきましたが、ある時に来店されたお客様家族の中におじいちゃまの姿が見えなかったので、どうしたのかと伺うと、そのおじいちゃまは亡くなられたとの事。
そんな御家族に対し、ちゃんとそのおじいちゃんの分のお箸やお皿を用意し、お出ししたそうです。まさに津村さんの「優しさ」の部分だと思います。
そして厳しさの一つは素材へのこだわりにもでており、取引業者が内臓まできちんと管理している業者さんという事もあり、そのこだわりを活かして、今年(2009年)の6月より駅の近くにこだわりのホルモン類が楽しめる「金家(きんが)」というお店をオープンしました。
安全や質に対し厳しい条件をクリアした業者とお付き合いしている津村さんだからできたお店だと思います。店内のデザインも斬新でお客様にも好評との事。
知っとこネットインタビューに応じてくださるお店に共通して言える事なのですが、志、クオリティーともに高いお店です。家族の食事、そして初デートにご利用してはいかがでしょうか?