古河幼稚園(丸山 敏己さん)
古河市鴻巣946-5
TEL : 0280-48-3777
FAX : 0280-48-6919
【営業時間】
(月・火・木・金)AM8:00〜PM2:30
(水)AM8:00〜PM1:30
・月1回土曜日には保育及び行事があります。
--ご商売について簡単に教えてください。
明治4年に尊勝院(そんしょういん)の境内を借りて始めたのが古河幼稚園としての始まりです。
そして大正元年に県の認可を得た後、大正8年に石町(こくちょう)に園を構え、昭和53年に今の鴻巣に移転しました。
また、1927年(昭和2年)3月3日に「親善人形」としてアメリカの子供達から日本の子供達宛に贈られた「青い目の人形」のある(保存・所有している)幼稚園でもあります。
ちなみに古河では、むかしの男子校(2小)女子校(1小)
そして古河幼稚園に贈られました。
【青い目の人形 メモ】
右の画像は古河幼稚園所蔵のメリーちゃん───────────────
この「青い目の人形」は、親日家であったアメリカ人のギューリック博士が当時悪化しそうだった日米関係の改善を願い、その呼びかけによってアメリカの子供達から日本の子供達への贈り物として実現したもので、日本側では渋沢栄一が、外務省・文部省に働きかけ、受入れ準備が進められました。
横浜と神戸の港に到着したそれら約12000体の人形は全国の小学校や幼稚園に配布され、当時流行していた童謡「青い目のお人形」と重なり、親しまれまれたのですが、その後の太平洋戦争の敗戦により、人形の多くは敵国の象徴として憎しみの矛先が向けられ、焼かれたり壊されたりしました。
しかし「かわいい人形には何の罪もないのに」と、隠し守られたものが日本全国で321体残っており、その中の1体が古河幼稚園にあるメリーちゃんなのです。
─────────────────────
--ご商売へのこだわりや工夫は何ですか?
「思いやりのある子、意欲のある子」として育つようにという事を意識し、
それが子供達の教育に反映するよう、心掛けています。
「三つ子の魂百まで」という言葉がある様に、幼い頃に育まれた心は後にずっと引き継がれていきますので。
ですから子供達には、いろんな事を経験させたいと思っています。
(今ですと)七夕のお祭りなどもそうですし、先日は「ラベンダー摘み」に行ってきました。
ラベンダーの様な物は香りも感じる事ができるので、とてもいい経験をさせられていると感じています。
今は様々な要因から、子供達を連れて外に行くのは難しいのですが、今、園のある鴻巣は比較的自然が多く、園の近くに茶畑を持っていたり、ラベンダー畑を持っていたりする知り合いの方達の協力を得られたりする為、環境として恵まれていると感じています。
その他、具体的なカリキュラムとして、絵の教室や体操教室なども取り入れています。
--ご商売の魅力とはなんですか?
教え甲斐があるという事ですね。
自分の気持ちが子供に伝わったりする事で子供達の成長を感じることができるので、
毎日に感動があります。
子供が成長していき、自然といろいろできるようになっていくのを感じる事ができますので。
--おすすめの商品やサービスについて教えて下さい。
こだわりのところでもお伝えしましたが、絵の教室、体操教室です。
これらは長年続けているので、独自のノウハウに基づき、いろいろな事をやらせて広がりをもたせ、子供達の体、そして心を育てています。
それと今は少子化だからという理由も手伝っているとは思いますが、少人数だからゆえに、子供、先生、御家族との関係も良い状態が築けているので、「家庭的な雰囲気が良い」と、父兄から嬉しいお言葉を頂いております。
その他、先生側もチーム保育(担任複数)という形を実践しています。
いい意味で愛情も労力も分散できていると思いますし、家庭的な雰囲気を作る役割もあると自負しています。
また別の話になりますが、園庭も広いので、子供達ものびのびと
走り回って遊ぶ事ができるので、当園の良い環境の一端を担っています。
--夢や展望をお聞かせください。
イメージとしては「学童」(の活動)に近いのですが、一つの建物の中にいくつもの教室があり、ピアノや書道など、子供を育てる様々な教育を行える環境を提供してみたいと考えています。
そこに子供が来れば、いろいろなものを学べるというもので、子供が興味を持った物に自ら触れ、学べる、そんな環境が提供できたらそても素敵な事だと思うのです。
実現するには超えなければならないハードルが多いので今は「夢」の域を超えられませんが…。
例えば「学校の先生」という仕事(現役)から離れたけれど、まだ(そういった習い事などを)子供に教える余力がある方もいらっしゃるとは思うので、このような私の呼びかけに応えてくれる方いらっしゃらないかなぁ…とも思っています。
(この場を借りての呼びかけ)
そこに子供が自ら出向くことで学んでみたい何かを見つけられるという事が大切で、必ずいい教育もできると思うのです。
--趣味はなんですか?
休みの時に時々温泉旅行などを楽しんでいます。
それと、最近興味を持ち始めたのですが、
和太鼓にチャレンジしてみたいと思っています。
正に家族の様です♪
取材に伺った日は、
ラベンダー摘みに行ってきた日であった為、
子供達はラベンダーの小さな一束を
持ち帰っていました。
ほのかに漂うラベンダーの香り。
お迎えに来るお母さん達。
すぐに帰らずお母さん同士でおしゃべりも弾み、
園庭ではまだ遊び回っている子供達。
先生は教室を掃除し、それを手伝う子も。
どこかゆっくりとした時間が流れ、傾いた太陽も優しい日差しに感じられました。
インタビューに出てきた「家庭的」というのはこういう事かと、説明することなく感じられる空間でした。
夢のところでも語ってくださった様に、子供を育てるという事に対して子供が自ら成長していくような環境の必要性やそのすばらしさを考えているところなどは、長年幼稚園というお仕事を続けている人ならでは。(チョット話は変わりますが…そういう意味では、同じ考えのもと、現代の技術や社会背景をまとめ、エンタテイメント性を高めて子供の教育というテーマでまとめあげたたものがキッザニアなのかもしれません。)
少子化という問題を直撃するお仕事の一つですが、そんな少ないお子さんを育てる環境として、古河幼稚園という家庭的な施設が古河の鴻巣にあります。
園庭解放もしていますので、まずは遊びに行ってみてはいかがでしょうか?
今回話題に出てきた「青い目の人形」「ギューリック博士」「渋沢栄一」等のキーワードで検索をかけてみると、いろいろな情報に行き着き、戦争という時代背景とその人形の存在、歴史などを知る事ができます。
ちなみに、「青い目の人形」にちなんだイベントではこの様なものも開催されました。
筑波かすみ里帰り実行委員会